RedHat Linux 6.2JにOracle8i R8.1.6の120日限定トライアル版をインストールしてみる。本当ならRedHat Linux 7.3などに入れてみたいのだが、Oracle8i R8.1.6はカーネルのバージョンの関係から、RedHat Linux 7.0以降には対応していない。素直にあきらめよう(相当知識がある人ならできるらしいが、私には無理です)。
グループとユーザを作成
Oracleをインストールするためのユーザとグループ、およびOracleを管理するユーザとグループを作成する。この作業はrootで行う。
# groupadd oinstall
# groupadd dba
# useradd -g oinstall -G dba oracle8i
# passwd oracle8i
パスワードを入力Oracleをインストールするディレクトリを作成
OracleServerのプログラムや、データベースの格納先を作成する。OracleDatabaseはrootユーザではなく、管理用のユーザである「oracle8i」ユーザで管理するため、ディレクトリの所有者も変更しなければならない。
# mkdir /var/oracle
# mkdir /var/oracle/8i816
# mkdir /var/oracle/8i816/u01
# mkdir /var/oracle/8i816/u02
# mkdir /var/oracle/8i816/u03
# mkdir /var/oracle/8i816/u04
# chown -R oracle8i.oinstall /var/oracle/*CDのマウント
Oracle8i R8.1.6のインストールCDを入れ、マウントする。
# mount /mnt/cdrom
ここからは、Oracleの管理ユーザである
oracle8iユーザで作業を行う。oracle8iユーザでログインしなおしてから、Oracle8iのインストーラはX Window上でしか動かないため、X Windowを起動する。
# startx インストーラ起動前の作業
Oracle8i R8.1.6のインストーラは日本語環境に対応していない。そのため、LANGの設定を変えてからインストーラを起動する。この作業はターミナルを使って次のように行う。
# export LC_ALL=c
# export LANG=cインストーラの起動
runInstallerというファイルを実行すると、インストーラが起動する。このファイルは/mnt/cdrom/server内にあるので、それを実行する。
# cd /mnt/cdrom/server
# ./runInstaller &
ここからは、インストーラが立ち上がってからの作業を順番に説明する。インストールはカスタムで行い、初期データベースは作成しないことにする。
1.Welcome
Nextをクリック。
2.File Location
インストール元とインストール先のディレクトリの設定を行う。インストール元「Source」のパスは正しいはずなので、インストール先「Destination」のパスを次のように変更して、Nextをクリック。
/var/oracle/8i816 3.UNIX Group Name
Oracleのインストールプロダクトを管理するユーザグループを指定する。次のように指定し、Nextをクリック。
oinstall すると、ダイアログが表示される。これは、
rootユーザでorainstRoot.shを実行しなさいといった感じのメッセージである。ダイアログを表示させたまま、ターミナルをもう1つ立ち上げてrootユーザになり、指定のシェルを実行する。
# su -
(rootのパスワードを入力)
# /var/oracle/8i816/orainstRoot.sh次のようなメッセージが出たら成功。
Creating Oracle Inventory pointer file (/etc/oraInst.loc)
Changing groupname of /var/oracle/oraInventory to oinstall.成功したら、ダイアログの
Retryボタンをクリックする。4.Available Products
インストールプロダクトの選択画面。Oracle8i 8.1.6.1.0が選択されていることを確認して、Nextボタンをクリック。
5.Installation Types
OracleServerのインストール方法を選択。
Customしか正常に動作しない(と何かで読んだような気がする)のでCustomを選択し、Nextボタンをクリック。6.Available Product Components
インストールコンポーネントの選択。基本的にはそのままでいいだろう。右上にProduct languagesというボタンがあるので、それをクリック。
Language Selectionというダイアログが表示される。デフォルトでは英語「English」のメッセージしか出ないようになってるので日本語「Japanese」を追加して、OKボタンをクリック。ここで英語を削除すると大変なこと(どうなるかは忘れました)になるので絶対にはずさないようにしよう。
日本語メッセージの設定ができたら、Nextボタンをクリック。
6.Component Locations
ロケーションの設定。コンポーネントのインストール先を細かく指定できる(Installed Productsボタンをクリック)が、デフォルトのままで問題ないので、そのままNextボタンをクリック。
7.Privileged Operating System Groups
データベース管理グループの設定。デフォルトではOSDBA、OSOPER両方とも「oinstall」になっているが、どちらも
dbaに設定し、Nextボタンをクリック。8.Create Database
インストール後にデータベースを作成するかを設定する。インストール後にCREATE DATABASE文を使って自分で好きなようにデータベースを作成したいので、ここは「No」を選択し、Nextボタンをクリック。
9.Summary
サマリーの確認。インストールの情報が正しいことを確認して、Installボタンをクリック。やっとインストールが始まる。
インストールが終わる直前で、Setup Privilegesというダイアログが表示される。これは、root.shを実行しなさいというメッセージなので、ターミナルでrootユーザになり、次のように実行する。
# su -
(rootのパスワードを入力)
# /var/oracle/8i816/root.sh実行すると、次のようなメッセージが出る。
Running Oracle8 root.sh script...
ORACLE_SID is not set.
The following environment variables are set as:
ORACLE_OWNER= oracle8i
ORACLE_HOME= /var/oracle/8i816
ORACLE_SID=
Enter the full pathname of the local bin directory: [/usr/local/bin]:ここはそのままEnterキーを押す。正常に実行されると、次のようなメッセージが出て、プロンプトに戻る。これにより、Oracleプログラムのユーザ権限が正しく設定される。
Creating /etc/oratab file...
Adding entry to /etc/oratab file...
Finished running generic part of root.sh script.
・・・以下、ばさっと省略ダイアログのOKボタンをクリックすると、インストールが終了する。
10.End of Installation
これでインストールが終了である。左下のExitボタンをクリックして、インストーラを終了させる。ダイアログが表示されるので、Yesを選択する。
インストール時にデータベース作成を指定しなかったため、dbassistが起動しない。NET8の設定が行われていない。
データベースをインストーラの即時作成で作った場合、最後にSYSアカウントとSYSTEMアカウントのパスワードが表示されるらしいが、シェル・スクリプトで作った場合は何も表示されない。また、デモ用のユーザとしてSCOTTアカウントも作成されている。それぞれのパスワードは次の通りである。
アカウント名 パスワード SYS change_on_install SYSTEM manager SCOTT tiger なお、Oracleでは大文字、小文字の区別は無い。