Apache2をDSOオプション付きでインストールする方法を解説する。
1-1ソースファイルの展開
/usr/local/srcなどにApache2のソース・ファイルをコピーし、次のように展開する。
# cd /usr/local/src
# tar zxvf httpd-2.2.4.tar.gz1-2 configureスクリプトの実行
展開してできたソース・ディレクトリに移動し、DSOモジュールを有効にするオプションをつけてconfigureスクリプトを実行。
# cd /usr/local/src/httpd-2.2.4
# ./configure --enable-so --enable-ssl※SSLを有効にしたい場合、--enable-sslを付ける。使わないなら不要
1-3 コンパイル、インストール
configureが無事終了したら、コンパイル、インストールを行う。
# make
# make installApache2はApache1.xと違い、/usr/local/apache2にインストールされる。
インストールが終わったら、環境設定を行う。ソースからインストールした場合、Apacheの環境設定ファイルは/usr/local/apache2/confの中にあるが、Apache2.2系より、confファイルが内容ごとに分割した。
基本設定
基本となる設定ファイルは/usr/local/apache2/conf/httpd.confのままである。以下を修正する。
User nobody
Group nobody
ServerAdmin 自分のメールアドレスなど
ServerName 公開予定のWebサーバ名:80 ←コメントを解除し、名前を指定また、必要に応じてDocumentoRootなどを修正する。
文字コードの設定
文字コードの設定は、/usr/local/apache2/conf/extra/httpd-languages.confで行われるようになった。このファイルを開き、次のように修正する。
DefaultLanguage ja ←コメントを解除し、修正
LanguagePriority ja en da nl et fr de el it ko no pl pt pt-br ltz ca es sv tw ←jaを先頭にするなお、変更を有効にするには、httpd.confを次のように変更する必要がある。
#Language settings
Include conf/extra/httpd-languages.conf ←コメントを解除ユーザ毎のサイトを公開する設定
ユーザ毎のサイトを公開する設定は、/usr/local/apache2/conf/extra/httpd-userdir.confで行われるようになった。このファイルを開き、必要に応じて修正する。
なお、変更を有効にするには、httpd.confを次のように変更する必要がある。
#Language settings
Include conf/extra/httpd-userdir.conf ←コメントを解除
Apache2の起動スクリプトhttpdを/etc/rc.d/init.d/以下に作成する。
#!/bin/sh # # chkconfig: 35 85 15 # description: Apache2 2.2.4 # processname: httpd # pidfile: /usr/local/apache2/logs/httpd.pid # config: /usr/local/apache2/conf/httpd.conf # apachectl="/usr/local/apache2/bin/apachectl" case "$1" in start|stop|restart|fullstatus|status|graceful|graceful-stop|configtest|startssl) $apachectl $@ ;; *) ;; esac作成したファイルに実行権を付け、ランレベルごとのシンボリック・リンクを作成する。
# chmod 755 /etc/rc.d/init.d/httpd
# chkconfig --add httpd
Apacheの起動
# /etc/rc.d/init.d/httpd start
Apacheの停止
# /etc/rc.d/init.d/httpd stop
Apacheの状態を確認
# /etc/rc.d/init.d/httpd status
Apacheの起動後、他クライアントからブラウザでhttp://LinuxサーバのIPアドレス/を入力し、Apacheの画面が出るかどうか確かめよう。
「It Works!」と出ればとりあえずは成功。なお、SSLを有効にしてコンパイルした場合、mod_sslが組み込まれるが、SSL関係の設定を一切行っていないため、今の状態では使えない。SSLを使うための設定は別ページで解説する。