第1章 基礎知識

この章では、DirectXについての基本と、プログラム上でDirectDrawを利用する方法を学ぶ。

1-1.DirectXの概要

(a) DirectXとは

DirectXはMicrosoftが作成したマルチメディア開発用ライブラリであり、娯楽などを目的としたWindowsベースのアプリケーションを作成する場合は著作権料を払わずに使用できる。

DirectXはさまざまな種類のハードウェアデバイスを専用のインターフェースではなく、標準的なソフトウェアインターフェースを提供するため、ほとんどの状況で開発者がこれらの問題を意識することなくプログラムできる。

(b) DirectXの歴史

Q:今何故DirectX7を勉強するのか?
A:3Dは2Dの延長であり、2Dをマスターしないと3Dが理解できない

(c) DirectX7コンポーネントについて

(1)DirectX SDK(基盤コンポーネント)

DirectXの基礎となる各クラスが含まれている。これらのクラスはマルチメディアの開発要件の大部分を満たしている。

DirectDraw
ビデオメモリへの効率的なアクセスを提供する。ゲームソフトウェアでスムーズなアニメーションを実現できる。
Direct3D直接モード(IM)
3Dアクセラレータの最新技術を駆使して、3Dシーンのハイ・パフォーマンスなレンダリングを実現する。
DirectSound
3Dサウンドエフェクトを含むオーディオ再生(WAVEファイル)とミキシングを提供する。
DirectMusic
インタラクティブミュージックの機能(MIDIファイル)を提供し、ゲームアクションに合わせて変化するサウンドトラックを提供する。
DirectInput
キーボード、マウス、またはゲームデバイス(ジョイスティックなど)からの入力を可能にする。フォースフィードバックデバイスのサポートも含まれる。
DirectPlay
インターネットやLAN(ローカルネットワーク)などによる直接接続を解したマルチプレイヤーゲームのための通信機能を提供。

(2)DirectX Media SDK(ややアプリよりのコンポーネント)

DirectX SDKの基礎クラスを補足するマルチメディアエクステンションを提供する。

DirectX Transform
アルファブレンディングやサーフェイスの歪曲など、ダイナミックな2Dまたは3Dのグラフィックス効果をアプリケーションで作り出すことができる。Webコンテンツ、エンターテイメントソフトウェア、Adobe PhotoShop用のフィルタ作成ソフトウェアなど、数多くのアプリケーションが含まれている。
DirectAnimation
HTMLページにDirectXアプリケーションを埋め込む手段を提供する。
DirectShow
DirectXにビデオ機能を追加する。
Direct3D保持モード(RM)
シーンの作成とレンダリングを行うインターフェースを提供し、3Dハードウェアへのアクセスを容易にする。

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