このページではLinuxサーバーでDNSサーバー、BIND/namedを利用するときのパソコンやルーターの設定についてビギナー向けに解説します。
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自宅内DNSサーバーの構築

DNSサーバーの構築

hostsファイルの設定

BINDについて(〜9.3.x)

BINDについて(9.7.x〜)

named.confの設定(〜9.3.x)

named.confの設定(9.7.x〜)

ゾーンファイルの書式

ゾーンファイルの省略方法

既存のゾーンファイル(〜9.3.x)

既存のゾーンファイル(9.7.x〜)

正引きゾーンファイルの作成

逆引きゾーンファイルの作成

設定ファイルの書式チェック

namedの起動とコントロール

namedの動作確認

ルーターとホストの設定

DNSSECについて


ルーターとホストの設定

一般的な宅内のネットワークでは、 ルーター の DHCPサーバー 機能を使って、 LAN 内の各 ホスト機 に IPアドレス の自動割り当てを行っているはずです。

この場合、ルーターから割り当てられるパラーメータはIPアドレスの他に ゲートウェイアドレス 、 サブネットマスク値 に加えて、 WAN 空間にある ISP のルーターから通知された DNSサーバー の IPアドレス を自動取得して通知します。

また、 DNSキャッシュ 機能を持つルーターの場合には、ホスト機に設定する参照先のDNSサーバーとしてルーター自身のIPアドレス(つまりゲートウェイアドレス)を通知するものもあります。

つまりいずれの場合も、ルーターの設定が デフォルト のままで、なおかつホスト機の参照DNSサーバーの設定が 「自動取得」 の状態では、 構築中のLinuxサーバー のDNSサーバーの機能をLAN内で利用することはできないことになります。

もちろん、 ホスト機の参照するDNSサーバーを指定する(〜BIND9.3.x) ホスト機の参照するDNSサーバーを指定する(BIND9.7.x〜) のように、各ホスト機に対して手動で参照DNSサーバーを設定してもかまいません。

しかし、常に自宅内のLANで使用するデスクトップ型のパソコンならばそれでも良いのですが、外に持ち出して職場や学校、あるいはインターネット接続サービスのあるエリアからWAN空間に接続するような使い方をするモバイルパソコンなどの場合は、参照するDNSサーバーが "192.168.100.11" のままではインターネットの利用が事実上できないことになります。

つまりこういうケースでは、自宅で使用するときは手動で "192.168.100.11" を設定し、外出の際は 「自動取得」 に切り替えなくてはならなくなりますからとても面倒です。

この問題を解消するため、ルーターのDHCPサーバーの設定項目で、LAN内のホスト機に対して通知するDNSサーバーのIPアドレスを、 "192.168.100.11" に変更する機能がある場合はこれを利用するのが簡単です。

設定の方法はルーターの機種によって様々ですから、お手持ちのマニュアルなどを参考に設定を変更してみてください。

ところで、市販の家庭用ルーターの中には参照するDNSサーバーのアドレスを自由に設定できず、外部のDNSサーバーかルーター自身しかDNSサーバーとして設定できないものもあります DNSリカーシブ機能について 。

こういうケースではルーターの代わりに 構築中のLinuxサーバー にDHCPサーバーを インストール して設定することで問題を回避することができます DHCPサーバーの構築 。

DHCPサーバーの構築と、DHCPサーバーがホストに通知するDNSサーバーの設定についてはこちら DHCPサーバーの構築 に詳細に説明がありますので参考にしてください。

このようにすると、自宅のパソコンを外に持ち出しても、誰かが外から持ち込んできたパソコンをLANに接続しても、パソコン自体の設定の変更や修正を行うことなくインターネットが利用できるようになります。

もちろん、 構築中のLinuxサーバー へのアクセスも、LAN内やLAN外であることを意識することなく行うことができるようになっているはずです。

以上でLAN内のDNSサーバーの設置は終了です。お疲れ様でした。

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